前回のターンパイクを登った大観山からのつづき。

あまりに寒くて長居はせずに大観山を降りる。
下り始めの日陰の左カーブに差し掛かると
まだシャーベット状の雪が路肩に残る。
慎重に、慎重に。

R1に出るとすっかり道も乾き安心して走れる。
三島市街を抜け伊豆自動車縦貫道を経て、
海岸線を辿るように走ると
入り組んだ地形を利用した漁港が次々と現れる。
西浦というエリアに入ると道端の露店で
みかん販売しているのが目立つようになる。
F700GSさんのお嬢さんはみかんに目が無いそうで
露店に立ち寄っておみやげにみかんを買う。
家族へのおみやげは次回のツーリングへとつながるのだ。

K18で真城峠を越えると
まるで駿河湾に向かって転がり落ちるように
急斜面のつづら折りの道を下って行く。
ようやくなだらかになると道は川と並走し
川が海に流れ出た所が戸田漁港。
海への突き当たりを左に折れると
高足カニの幟や看板が続く集落。

ようやく着いたぞ!
今回お目当ての店はこちら。

今回は違うこちらのお店。
高足カニまるごと一杯で
10,000円
13,000円
15,000円
20,000円
値段の差はカニの大きさではなく、
カニの身の質やミソの具合で変わるそう。

ボクたち3人は極端を嫌う日本人が一番選ぶ
と言われる下から二つめ13,000円のカニを注文。
カニとは別に「底引き定食」を注文。
深海魚の刺身とアジとメヒカリのフライ、
赤エビ鬼殻などが付く定食。


防寒ウェアの装備を解き畳の部屋で寛ぎ、待つことしばし。
来ました、高足カニまるごと一杯!
関節を逆に折って戻すと、するっときれいに身が抜ける。
カニ酢とカニミソダレを好みで付けて食べる。
これはたまらん!

ひと品ごとに運ばれて底引き定食が揃う。
ぜんぶ食べきれるのか。。。
食べてみるとどれもみんな素材が新鮮。
もちろんおいしい。
ご飯だけは残してしまったが一通り食べきった。

満腹になってしまったので近所を散歩。
家族へのおみやげも買わないと。
入っていったのがこの「かにや 網元光徳丸」
「湯を沸かすほどの熱い愛」という
宮沢りえ主演の映画のなかで高足カニを食べ、
ひとつのクライマックスを迎えるシーンのロケ地。

ここで家へのおみやげを購入し宅配便で送る。
翌日に届いたのがこちら。
カニしゃぶ用の脚が8本入っていた。

さて、みやげも買ったし、腹ごなしも済んだし
今回のツーリングの目的地はここだけ。
あとは無事に帰るだけ。
日が暮れるのも早い季節なので帰途に就く。

K18で峠を越して来たのとは別の道K17で
海沿いをなぞって帰る。
途中、富士山の絶景ポイントがいくつもあり、
立ち寄っては眺め、立ち寄っては眺める。

ここは「煌めきの丘展望台」
道の駅 伊豆 ゲートウェイ函南の駐車場

2017-12-09-15-30-34





18時30分頃には無事に自宅まで帰着。
走行距離は約340㎞とそれほど長距離ではないが
天気も良く、食べ物も満足、走りも充分と
充実したツーリングを楽しむことができた。

次のツーリングは年明けになることでしょう。
今度はなにを食べに行こうかな。



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