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ツーリング3日目
松江の朝の上空はどんより暗い。
テレビでの天気予報は晴れ。
出雲大社周辺の天気予報も晴れ。
なのに目の前の風景は
今にも雨が落ちてきそうな気配。
雨が降るなら一畑電車に乗って
出雲大社へ観光に行くのですが
天気がほどほどならバイクで行きたい。

予定では7:30に宿を出るつもりが
空の様子を見つつ9:00近くに出発。
宿を出て5kmほど走ると
霧雨か強くなってきました。
この日は雨対策をしていなかったので
戻ろうかと思いましたが
天気予報が雨でなかったのを信頼し
バイクを進めてみました。
 
時に霧雨は強くなりますが
本格的な雨降りになることはなく
なんとか到着することができて、 
出雲大社に行く前に大社前旧駅へ。
ああ、丸ごと持って帰りたい!
美しい駅です。
もう駅として機能していないのが残念。

さて、出雲大社へ向かいます。
GWなのに参道の人通りはまばら。
一畑電鉄の駅には旧車両が展示中。
映画「RAILWAY」の準主役です。
なぜかボクはこのオレンジ色の
気動車や電車に郷愁を覚えるんです。

出雲大社参道の人気店「えにし」に
昼ご飯の時間より少し早く
誰も並んでいないので入ってみる。
割子4枚の冷たい蕎麦を頼むと
あっという間に出て来ました。
蕎麦は茹で上げしてあるんでしょう。
食べようとすると固まってました。
ちょっと興ざめですね。
人気店なのに残念です。
食べ終えて店外に出てみると
行列ができていました。

さてさてこのツーリングのメイン
出雲大社への参拝に参りましょう。
日本の神社では珍しい下り坂の参道。
神社やお寺は本堂に向かって
参道は平らか登りなのが大半ですね。
下り坂になっている参道は
国内で多分ここだけなのでは?

びっくりするほど美しく
大きなしめ縄も威厳を保ち
たったひとりで近づくこと自体
ためらわれるような境内でした。 


出雲古代歴史博物館にも寄りました。
出雲大社の本殿の復元予想案の
模型が展示されています。
本当にこんな神殿があったら
歴史ロマンとでも言うんですか、
さぞやすごい光景だったはず。
大勢の参拝客が集まったでしょうね。

出雲詣でを終えて再び松江に戻る。
予約しておいた「川京」へ。
このお店は何年も前のNHK朝ドラの
モデルになった居酒屋さんです。
電話で予約した時に最後に
「だんだん!」と女将さんが言った。
だんだんって、どんな意味?
と女将さんに聞くと島根の方言で
「ありがとう」のことだそうです。
炙りワカメ、変わり枝豆、干し蛍烏賊
身が大粒な大和蜆の「お助け蜆」
冷酒「やまたのおろち」
「島根のすっごい豆腐」
うなぎのタタキ
やたらと精がつくうなぎの燻製
ご主人がハンドメガホン片手に
お店の料理やお酒について
面白おかしく解説してくれます。







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