今回は神奈川県の三浦半島へ
サバを食べに行く計画です。

三浦半島といえば三崎のマグロですが、
その三崎から少し東に行ったところに
松輪という小さな漁港があります。
ここで揚がる松輪サバは特に脂が乗り、
大分の関サバに負けぬ旨さだそうで、
西の関サバ、東の松輪サバと言われる
その超絶サバを食べに行くのです。


12月の早朝は危険な程寒いと考えて、
今日の待合せは遅めで大黒PAに9時。
しかし家を7:45に出た時の気温は9℃。
この時期としてはむしろ暖かでしたよ。
首都高の山手トンネルに入ると、
トンネル内の気温はぐんぐん上がり
見る見るうちに27.5℃に!!
なんということでしょう。。。
じわっと汗ばんでしまいました。
トンネルを出るとその汗が冷えます。
この気温差は体に良くないですね。


大黒PAには予定より30分早く到着。
コーヒーを飲もうとしている間に
RZV500RさんとX4さんが続々到着。
8:45には全員が集合しました。
予定より少し早いけど出発します。
大黒PAを出て三台連なって走る合間に
不自然なセダンが入って来ます。
妙だなと思ってスピードを落とす。
追い抜いて行く車のなかを見ると、
特に不審な様子も無いです。

ホッとしていると磯子あたりの路肩で
覆面パトカーに止められている車が。
覆面パトカーは自家用車では使わない
ベタな黒色の車体色でとても不自然。
クラウンやスカイラインの
妙な色のクルマには注意が必要そう。
慎重な事に越したことは無さそうです。

観音崎を過ぎて三浦海岸に出ると絶景。
この12月の気候だというのに
ウィンドサーファーがたくさんいます。
いいなぁ、三浦海岸。

高校生の頃のボクの憧れは、
バイクの後ろに好きな子を乗せて
三浦海岸を走ることでした。
その夢はついには叶いませんでしたが、
今もこうして三浦海岸を走ると
あの頃の甘酸っぱい感覚が蘇りますね。

K215を走っているとこんな看板。
ここを海側に入って行きます。
未舗装路を進むと今日の目的地、
エナビレッジの駐車場です。
11時開店の30分前に到着しました。
リストに名前を書いて開店を待ちますが
この時間に着いてすでに四組が先着。
五番目に名前を書き付近を散歩します。

海岸は荒く地層が現れた岩場で、
海岸線のすぐ後ろには
断層の崖が地層を露わにしています。
海から崖への上昇気流に乗って
たくさんのトンビがピーヒョロロと
鳴き声を響き渡らせています。
おじさん三人でおしゃべりしていると
そろそろ11時になりそうなので
エナビレッジに戻って行きました。

1階にはまるでフェリー乗り場のような
テレビ放映している待合室があります。
11時になると店員さんが降りて来て
名簿の名前を読み上げていきます。
我々も一巡目に呼ばれ2階に上がります。
テーブル席から漁港の海が見渡せます。
いい眺めでしたよ。
店員さんが来て
「今日は特別にメヌケがありますよ!」
とススメて行きました。
メヌケってそんなに特別なの?
三人ともよく知りませんでした。
さっそくにスマホで調べると
深海魚の一種で釣る難易度も高く
やはりかなり貴重な魚らしいです。
刺身一人前だけで3100円!!!

そもそもの目的の松輪サバは
〆サバと炙りサバの二種盛りを
三人ともオーダーしましたが
こちらは一人前が2600円。

目的のサバよりも高いメヌケ刺身を
ひとつ頼み、三人でシェアしました。
写真の上の皿がメヌケの刺身。
下の皿が〆サバと炙りサバの二種盛り。
オマケにスズキとイナダの刺身を
三切れずつ付けてくれました。

メヌケの刺身は脂ぽさが少なく、
ねっとりとした身の歯応えがしっかり。
上品な味わいの美味しい刺身でした。
貴重なものを食べることができました。

肝心の二種盛りのサバはといえば、
炙りサバは水分の抜けた身に
旨味がしっかり凝縮した味わい。
〆サバは塩も酢もあまり感じない
あっさりとした〆具合で、
やや生サバっぽい仕上がりです。
こちらの方がボクは好みですね。

食べても食べても減らないような
気前の良いボリュームです。
昼から刺身だけでお腹いっぱい。
すっかり贅沢しちゃいました。

漁港を後にして10分程走ると
三崎の産直品売り場「うらり」です。
12月とは思えない陽射しで暑いです。
ボクはここでエイヒレとシラスを
自宅用のお土産に買いました。
いつもだと冷凍マグロを買うのですが
今回はマグロをスルーして帰ります。

この後三浦半島の西海岸を走り
横須賀の秋谷の海岸にある
「マーロウ」に立ち寄ります。
おじさん三人で入るには
ちと恥ずかしいファンシーな店構え。
こちらのお店で買えるプリンは
パイレックスのビーカーに入った
濃厚な味わいの贅沢なプリンで
シャレオツな女性にとても有名なお店。
湘南エリアに七つほど店舗があります。

ボクは今回で三度目の訪問になります。
お好みのプリンと飲み物で900円(税別)。
ボクはアイスコーヒーと
カスタードプリンのセットをオーダー。
いつものことながら濃厚なプリン。
サイズもなかなかの大きさで、
おじさんはなかなか食べ終わらない。
その分どうでもよいおしゃべりをして
小一時間して店を出ます。
時計を見ると16時前です。

帰路に就くことにしましたが、
ここからが大変でした。
釜利谷JCTで横浜横須賀道路本線から
横浜横須賀道路金沢支線へ行くつもりが
RZV500Rさんが先頭を走りながら
左折のウインカーを出さない。
X4さんとボクは慌てますがお構い無し。
しょうがないので分岐せずに直進し、
次の狩場から再び大黒PAへ向かいます。

すると今度は出口への分岐から
バックで戻って来るクルマが!
出口を間違えたのでしょうけど、
高速でバックは禁物です。
絶対にやっちゃいけないことなのに。
この時、ボク達の周りの車両が
一台でも出口へ向かっていたら
大惨事になっていたことでしょう。

その瞬間に限れば事故にもならず
事無きを得たと言えますが
後ろから来る車両に過失はないのに
トラブルに巻き込まれかねない事態。
絶対にやめてほしいですね。

帰りにも大黒PAでひと休み。
クルマがバックして来た話題で
しばらく三人で憤慨してから出発し
ここから流れ解散です。
山手トンネルは渋滞してもいるし、
きっと暑いだろうと考えて回避し、
お台場からレインボーブリッジ経由で
首都高速で帰りました。
ずっと渋滞で辛抱の連続の走行でした。

買って帰ったエイヒレをよく炙って
七味を混ぜたマヨネーズを付けて
食べてみるとうまい、甘い、とろける。
こんなエイヒレを食べたことがない。
大満足です。

明日の日曜には買って来たシラスで
ペペロンチーノでも作ってみようかな。

走行距離は320km強。
10時間30分のツーリングで、
超美味なサバと濃厚なプリンという、
ミスマッチだけど美味しいものを
楽しむ事ができたツーリングでした。



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