GWツーリングの4日目は
松山から長浜まで海岸沿いを南下。
通称夕やけこやけラインという
海沿いのきれいな道を朝に走りました。
AM8:05
長浜に辿り着く少し手前で
累積走行距離が10,000kmに!

八幡浜まで来たら佐田岬に向かいます。
四国最西端の岬の突端にある灯台まで
49kmの距離を往復します。

途中の三崎港までの道は
きれいに整備されて快走できますが、
その先の道は細くて曲がりくねり、
対向車もボチボチ来るので
気が抜けない区間になります。

なかなか着かなくてまだかな、
まだかなと思い始めた頃に
ようやく佐田岬の観光駐車場に到着。
パーキングに着いた時には思わず
ふうと大きく息を吐きました。
後から来たアウディの人と話すと
「いやぁナメてましたわ」と苦笑い。
岬を囲む海の色が
エメラルドグリーンでとても美しい。
この海の向こうが大分県。
この水域、豊後水道で揚がるサバが
ブランド化して美味しいんですよね。
佐賀関港に揚がれば関サバになります。
他の港に揚がると豊後サバだそう。

岬から海を眺めてトイレに寄ったら
再び佐田岬を引き返します。

フェリー乗り場に乗船1時間前に到着。
寅さん映画に出てきそうな
昭和テイストの待合室の雰囲気。
九州の地震の影響か人出が少ない。
フェリーに乗り込むバイクは
どうやらボクの一台だけみたいです。

2時間15分の乗船で大分県臼杵港です。

臼杵ICから高速道路で別府ICへ。
別府ICで一般道に降りてからは
別府湾に落ちて行くように
街に向かいます。

目的地の鉄輪(かんなわ)温泉。
湯煙があちこちで上がります。
藤原新一の著作でご存知の方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
寅さんの30作目のエンディングで見た方も。

さて湯煙の元はこんなサティアン。
いや気水分離装置ですね。 
噴出する温泉から気泡分を分離して
温泉にしているそうです。 
宿に着くと玄関前に温泉蒸しのかまど。
自分で買った材料を自由に蒸し焼きに。
すでに蒸し焼きを楽しんでいる人も。
温泉でひとっ風呂浴びたら街の散策。
鉄輪銀座通り。
豚まん屋さんはもう閉まってました。
残念。。。
いくつかある無料温泉の中でも
いちばん入りやすいのがすじ湯。
路地にも湯煙が立ちこめます。
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独特な住所の表記。
旅芝居小屋のヤング劇場。
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つげ義春の世界でした。
散策を終えたらバスで別府の街へ。

北浜と流山という地域が繁華街です。
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最初は関サバを食べたくて入った店。
一人ならギリギリ入れるとのこと。
ラッキーです!
席に座ってお手拭きで手と顔を拭く。

オーダーをしようとすると
引き戸が開いて「二人ですけど」
とお客さんが入って来ました。
見渡すと席は空いていないです。
「予約で一杯なんです」
「いや、予約の○○です」
お店のスタッフが騒がしくなる。 

ボクの席だけ一人で座ってて不自然。
店員が寄ってきて満面の笑顔で
「予約の方の分を忘れてました。
あちらを優先しないといけないので、
後でまたいらしてください」 
ひと言も発せずに不愛想に店を出る。

気を取り直し繁華街を歩いて店を探す。
もう口が関サバになっているので
やはりサバを出す店に行きたい!
それでこちらのお店にしました。
店先に「豊後サバあります」とある。
関サバも豊後サバも水揚港の違い。
ヨシッと店に入り品書きを見ると
思わず「ぬぁにぃ!」と心の声。
自分の目を疑いましたが、
豊後サバ5000〜9000円だそうです。

一番小さいサバにしてね!
と店員さんに耳打ちしました。
あとタコのから揚げ。
飲み物は珍しく生ビールです。
久しぶりに飲むビールは旨い!
さっきの一件などすぐに忘れています。
タコのから揚げはなかなかの量。
味付けが濃過ぎず薄すぎず、
噛めば噛むほど味がにじんできます。 

そして本日のメインイベント
関サバ刺し盛り5000円也。
一尾の半身だそうです。
盛付けも美しく歯応えもっちり。
噛むほどにしみ出るうまみが凄い。 
2杯目は日本酒でサバを楽しみます。
おいしくいただきました。

さて、二軒めに移ります。
ビームハイが安い。
しかも角ハイボールよりも安い。 
お通しが心太というのも珍しい。

そして大分といえばとり天。
大分のラーメンも食べようか
と思ったらラーメン屋の店先に
久留米で修行したマスターと
書いてあったので興醒めし、
今夜はこれでおしまい。

宿でも飲食店でもどちらでも
口を揃えておっしゃるのは
GWにこれだけしかお客がいないのは
本当に異常。
地震があってからのキャンセル続きで
めっきり気が滅入ったと言ってます。
 
 

別府の街の光景のおまけ。



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