雨が降るとわかっているのに
ツーリングに出ることって、
今までも、これまでも
きっとそんなに無いと思います。
しかし今回は敢えて雨の予報に向かって走って、
得られたいくつかのことを書き出してみます。

昨年の秋にハーレーで琵琶湖まで
ツーリングに行く時に買った、
ゴールドウィンのマルチウェザーライデイングパンツと、
R1200RSを買ったことで購入することにした、
ガエルネ G-PRESTIGE GORE-TEXの
ブーツで下半身の防水対策は万全でした。

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ガエルネのブーツはプロテクションが
かなりしっかりしていて、
スネ、クルブシ、足首は余程のことが無い限り
これで安全だと思います。
ブーツの脱ぎ履きは思ってたよりも
ストレスなくスムースでした。
トイレに行きたくて急いでいるときなど重要ですね!

防水機能もこの雨でしっかりと試すことができました。
水がブーツの中に入ってくることはまったく無く、
ブーツのなかで足が汗ばんでも
中で蒸れることもありませんでした。
しかし1日中30℃を超すような真夏のツーリングでは、
さすがに暑過ぎるかも知れませんね。 

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ゴールドウィンのマルチウェザーライデイングパンツは、
防水生地とメッシュだけの仕立てなので
履いていてもゴワつきません。
フロントのポケットには水が溜まらないように
小さくヌケを設けてあります。
裾は後ろが少し長いパターンになっているので、
前傾姿勢でも裾の後ろ側から
パンツ内に水が逆流して来るのを防いでいるようです。

防水仕様のためトイレに行く時には、
ウエストのホックを外し、面ファスナーを剥がし、
ファスナーを下ろすことになります。
この時全開になってしまうので
油断するとパンツが落ちてしまいます。
落ちたことはないのですが、、、
このファスナーを開けたあとも
左右をつなぐボタンフックなどがあるといいですね。

しかし直穿きの防水パンツは
雨が中まで浸みてくることは防げても、
はしば食堂に上がるような時には
パンツごと濡れているので、
さすがにそのまま家の中に上がることは
憚られますよね。

今回、せっかくの防水パンツでしたが、
雨が降り出した時には
合羽のズボンをしっかりはきました。
合羽を脱げばそれで普通に振る舞えます。

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ハーレーに乗っていた時は雨が降り出すと、
雨用のグローブの手首部分を
合羽の袖の外にかぶせていました。
ハンドルの高さにある手首の位置が
肘より上になるためでした。
R1200RSは肘より手首の方が低い位置になるので、
合羽の袖口をグローブ裾に被せるようにしました。

走行方向からの雨が来ることを考えると、
グローブ裾を袖に被せるようにしたいですが、
それだと袖を伝って流れ落ちてくる雨の流れが、
グローブ裾から中に入って来てしまうんです。
走行方向からの雨より
こちらの対策の方が重要みたいなんですね。 

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それら以上に今回、課題として残ったのは、
タイヤが跳ね上げる水や泥や砂の汚れです。
フロントタイヤが水を跳ね上げると
ラジエターやカウルの内側が濡れるのはもちろん、
ブラック塗装されたエンジンにかかると
汚れた水が熱で乾かされて汚れが染み付きます。

今日、シートを外してみると
シートの裏まで泥水で汚れていました。
ステップに載せているブーツも
同様の仕打ちがなされていました。

中途半端な靴で乗っていたら
靴の中までびしょびしょになっていたことでしょう。

リアタイヤが跳ね上げる泥水は
テールランプ周辺やパラレバー周辺、
そしてタンデムステップ周りと広い範囲に飛び散って
呆れるほど車体を汚してくれます。

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天気の良い日にも
アンダーパス内に滲み出た水が溜まった所を
一瞬走り過ぎるだけでも、
ゆっくりと走ってもリア周りは汚れてしまいます。
フロントもリアもフェンダーの構造については
再考の余地がありそうです。 

バイクだからそんな汚れは仕方がないですが、
他の部分への設計的な配慮と比べると、
これに対する配慮、目線は
あまり配られていないように感じました。

サイドパニアは防水と謳われていませんが、
今回のかなりな雨のツーリングでも
水がパニア内に入った痕跡はありません。
だからといって防水完全OKとは言いませんが
かなりのレベルで守ってくれてました。

BMW R1200RSはカウリングのおかげで
前からの雨や風からも守られ、
さまざまな電子制御によって不安な場面もなく、
雨の中でも安心して乗れるバイクであることを
慣らし走行ですでに実感した次第です。 

洗車が大変なので
リアインナーフェンダーが欲しくなりました。



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